プーアル茶の乾倉と湿倉
乾倉と湿倉は保管の仕方を表す言葉で、プーアル茶の種類ではありません。売り手によって使い方が異なり、共通の温湿度設定があるわけではありません。そのロットが実際にどう保管されたかを知るほうが役立ちます。
紙包みを開いたプーアル生茶の餅茶。
写真: Ash Crow · CC BY-SA 4.0都市の気候だけでは分からない
乾倉は比較的乾いた保管、湿倉はより湿った保管を指し、後者には意図的に熱や湿気の影響を強める場合もあります。伝統的な香港の保管には、後でより乾いた環境に移すなど、複数の段階があることもあります。香港の茶がすべて湿倉とは限らず、「昆明」だけでは包装内の条件は分かりません。部屋、包装、期間、移動歴も重要です。
味に現れることがある違い
乾いた条件では、生茶の爽やかさや花の香りが比較的長く残ることがあります。暖かく湿った条件では、色や香りが木や熟成を思わせる方向に早く変わる場合があります。あくまで傾向であり、何年でどのように変わるかや、おいしくなるかは断定できません。製造時に渥堆を経た熟茶も保管中に変化します。濃い水色やまろやかさだけで年数は証明できません。
購入前に確認すること
原料の年、圧縮の年、保管場所とおおよその期間、現在の売り手での条件を尋ねます。包み替え、水濡れ、保管後の処理はあったでしょうか。不明な部分は不明と分かることが大切です。検討中のロットそのものから少量を試しましょう。湿倉自体が偽物なのではなく、年数、産地、状態について偽ることが問題です。
数煎淹れても安全性は証明できない
洗茶で匂いが消える、茶湯が澄む、葉が柔らかい、十煎もつといった点は、カビがないことや安全性の証明になりません。疑わしい付着物、水濡れ、明らかなカビ臭があれば、味見や至近距離での嗅ぎ分けはしないでください。包装を分けて売り手に相談し、明らかにカビた茶は使いません。拭き取り、風通し、熱湯は確実な救済策ではありません。
家庭での保管
商品の案内に従い、漏水、結露、熱、匂いから守ります。紙の包みには清潔で乾いた食品用外袋を加えられます。湿った部屋では段ボールだけでは不十分です。熟成を早めようと水や濡れたスポンジを加えないでください。すべての茶と容器に安全な一つの湿度設定はありません。ロットを分けて表示し、普段使うときに状態を確認します。味を比べるなら、原料と年数が近く、異なる保管歴が分かるものを選びましょう。
よくある質問
湿倉は必ず傷んだ茶ですか?
いいえ。保管方法を表す言葉なので、それだけでは現在の茶の状態は分かりません。ただし「伝統的」という言葉も安全を保証せず、カビを正当化しません。
乾倉では熟成が止まりますか?
いいえ。変化の速さや性質は条件の組み合わせによります。乾倉は水分ゼロや味が変わらないことを意味しません。
関連するお茶
関連項目
中国茶ガイド