フラッシュとティップ:摘採時期と芽の表示を読む
摘採時期や摘んだ芽葉の構成は、茶を知る手がかりです。ただ、早摘みほどおいしい、芽が多いほど甘いとは限りません。味は実際に淹れて確かめましょう。
芽と若葉が伸びた茶の新梢。
写真: Nborkakoty · CC BY-SA 3.0フラッシュは生育と摘採の時期
インド茶の取引では、フラッシュは新芽の生育期とそれに対応する摘採期を指します。ダージリンのファーストフラッシュは春摘み、セカンドフラッシュは通常その次の初夏摘みです。その後に雨季や秋の摘採もあります。時期は天候や茶園によって変わります。春摘みは爽やかな花の香り、夏摘みは厚みやマスカテル香を目当てに選ばれることが多く、後の摘採ほど質が落ちるという意味ではありません。
ティップは花のつぼみではなく葉の芽
ティップは、まだ開いていない若い葉芽です。「一芽二葉」は、芽とその下の二枚の葉を摘むことを表します。白毫銀針には芽を使い、多くの烏龍茶にはもっと育った葉を使います。仕上がった茶の銀色や金色の産毛は、植物の毛であるトリコームです。見え方は品種や製法にも左右されます。茶葉から離れて茶湯に浮くことはありますが、砂糖のように溶けるわけではありません。産毛だけで品質や安全性を判断することはできません。
紅茶の等級表示を読む
OP(Orange Pekoe)は全葉の等級、BOP(Broken Orange Pekoe)は砕いた葉の等級です。GFOPやFTGFOPには、外観やティップに関する情報が加わります。FTGFOPは一般にFineまたはFinest Tippy Golden Flowery Orange Pekoeと表されます。世界共通の味の採点ではないため、生産者がどう使っているかも確認しましょう。Orangeはオレンジの添加、Floweryは花による着香を意味しません。
中国茶の表示と比べ方
明前は、例年4月4〜5日ごろの清明より前に摘んだという意味です。暦上の区分であり、ダージリンのファーストフラッシュと厳密には同じではありません。一芽一葉は芽と一枚の葉、一芽二葉は芽と二枚の葉です。摘採時期は同じ茶の種類、同じ産地の中で比べると参考になります。年、ロット、製法、保存状態も確認しましょう。同じ茶園の異なる摘採期を少量ずつ買い、条件をそろえて淹れると違いをつかみやすくなります。
よくある質問
芽の茶は必ずまろやかで低カフェインですか?
いいえ。成分は品種、栽培条件、製法などで変わります。若い芽にもカフェインやカテキンが相当量含まれることがあります。見た目の繊細さだけで、一杯の作用は判断できません。
芽の茶はすべて90°C未満で淹れるべきですか?
いいえ。緑茶と芽の多い紅茶では適した淹れ方が違います。まずはその茶についての生産者の説明を参考にしましょう。濃すぎる場合は茶葉の量や時間を減らし、そのうえで湯温を調整します。
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関連項目
中国茶ガイド