中国紅茶の種類と淹れ方
中国の紅茶も、日本で親しまれている紅茶と同じ茶類です。英語では black tea と呼ばれます。葉の大きさや香り、味の強さには幅があり、リーフかティーバッグかという形だけでは品質は決まりません。
金色の茶芽が見える滇紅。
写真: Sjschen · CC BY 3.0
金駿眉の乾燥茶葉。
写真: Difference engine · CC BY-SA 4.0製造の流れ
葉を萎凋させ、揉む、あるいは細かくすることで酵素による酸化を進め、その後乾燥させます。茶業ではこの酸化を発酵と呼ぶことがよくあります。「完全発酵茶」という分類は、すべての成分が100%酸化したという意味ではありません。
六堡茶などの黒茶やプーアル熟茶の加工では、微生物が重要な役割を担います。水色が似ていても紅茶とは異なります。
味の違いを楽しむ
雲南の滇紅には蜜、麦芽、果実を思わせる風味がよく見られます。安徽の祁門は花や果実のような香りが出ることもあります。金駿眉は芽で作る紅茶ですが、芽が金色というだけでは産地や品質の証明にはなりません。
正山小種には燻製タイプと非燻製タイプがあります。購入前に確認しましょう。名前で候補を絞ったら、少量でそのお茶の味を確かめると選びやすくなります。
マグカップと蓋碗
マグカップでは90〜95℃の湯250mlに茶葉2〜3g、約3分から試します。大きめの茶こしを使い、好みの濃さで葉を取り出してください。細かい葉は早く抽出されることがあります。
蓋碗では90〜95℃の湯120mlに茶葉4gから始めます。一煎目は注ぎ始めから注ぎ出し始めまで10秒を目安にし、湯をしっかり切ります。その後は味で調整しましょう。何煎楽しめるかは茶葉と淹れ方によります。
渋すぎたら時間を短くするか葉を減らし、薄ければ時間を延ばすか湯温を上げます。85〜100℃の範囲でほかの温度が合うこともあります。芽を使った紅茶にも、熱湯でおいしく淹れられるものがあります。
ミルクと保存
どのお茶も、好みでミルクを加えてかまいません。ストレートを少し取り分け、残りにミルクを入れて比べてみましょう。
乾いた茶葉は密閉して、光、熱、湿気、においを避けます。保存期間は茶類だけで決めず、包装や生産者の案内も確認してください。
よくある質問
中国紅茶は洗茶しますか?
通常、リーフティーはそのまま淹れて飲めます。洗茶は必須ではなく、品質に問題が疑われる茶葉を安全にする方法でもありません。
「赤いお茶」はルイボスのことですか?
このガイドは茶の木 Camellia sinensis から作る紅茶についてです。ルイボスは別の植物ですが、海外では red tea と呼ばれることもあります。原材料を確認しましょう。
関連するお茶
関連項目
中国茶ガイド